日本はビザ免除プログラム(通称:VWP)の参加国ですので、日本国籍の方で指定の条件を満たしていればビザを取得していなくてもアメリカでの短期滞在が可能です。ビザを取得せずに渡航するにあたり、指定の条件として重要なのが、アメリカでの滞在が90日未満であることと、渡米の目的が観光や短期のビジネスであること、そしてESTA(エスタ)の申請を済ませておくことが重要な条件となります。仮に90日間の範囲を超えてアメリカでの滞在を希望される方はビザの申請が必須となりますので、アメリカへ渡航される際には滞在期間を明確にしておく必要があります。(仮に観光が目的であってもアメリカで長期滞在をする際にはビザの取得が必須となります)特定の目的を持ってアメリカに長期滞在をする予定のビジネスマンや学生などが取得しなければならないビザを総称して「非移民ビザ」と呼んでおります。この非移民ビザには有効期間があり、非移民ビザを取得して渡米される方は、その渡航目的を達成した後に、帰国またはアメリカから離れなければなりません。なお、非移民ビザの申請にあたり、「DS-160」と呼ばれるビザ申請のための書類提出が必要となります。
このページでは非移民ビザを取得する際に必須となる「DS-160」についての申請手順などを詳しく解説いたします。
①商用/観光ビザ | ②就労ビザ | ③学生ビザ | ④交流訪問者ビザ | ⑤通過ビザ/クルービザ |
⑥宗教活動家ビザ | ⑦使用人ビザ | ⑧報道関係者ビザ | ⑨貿易駐在員・投資駐在員ビザ | ⑩婚約者ビザ |
以上のように、非移民ビザには様々な種類があります。ビザごとに申請するための条件や必要となる書類などが異なりますので、詳しくは下記の米国国務省 在日米国大使館(非移民ビザ)のサイトをご参考ください。事前に渡航目的と渡航期間を明確にした上で、ご自身にあったビザの申請を行うことが大切です。
米国国務省 在日米国大使館(非移民ビザ)
https://jp.usembassy.gov/ja/visas-ja/nonimmigrant-visas-ja/
アメリカへの滞在を希望される方はどなた様も非移民ビザの申請が必要となります。非移民ビザを申請するにあたり、「DS-160」というオンライン上の申請書を事前に提出することが必須となりますので、忘れずに行うようにしましょう。「DS-160」は、米国大使館および領事館で非移民ビザを申請する成人、子ども、全ての方において申請が必要となる大切な審査書類です。「DS-160」はオンラインのみで申請を受け付けておりますが、代理申請も可能となっておりますので、英語やパソコンの操作に不安のある方は、得意な方に代行していただくこともご検討ください。
例:学生ビザの場合、留学先などが発行したI-20や、SEVIS費用を支払い済みであること
※ビザの申請に際し、事前に準備すべき書類などはビザの種別により異なります。
ビザ取得の目的や滞在期間を明確にし、ご自身に必要となるビザの種別を把握しておきましょう。
該当するビザの種類により、DS-160を申請する際に必要な入力情報は異なります。DS-160を作成される前に、ご自身に該当するビザを把握しておきましょう。DS-160を申請するにあたり、注意すべき点をまとめましたのでご確認ください。
質問項目についての答えは全て英語で入力することが必須となります。質問の日本語訳を確認したい場合はページの右上にある「Select Tooltip Language」のメニューから「日本語」を選択しましょう。確認したい英文上にカーソルを移動すると日本語訳が表示されます。
ミドルネームがある方の場合は、姓名の名前(First name)の後にミドルネームを入力してください。その他の姓名(旧姓、芸名、通称名)なども同様になります。また、日本国籍以外の方で日本名を使用されている方の場合は、その姓名や通称名などの入力が必要となります。
重要項目となる性別、生年月日、国籍、出生地については特に慎重に入力するようにしましょう。万が一入力に不備があった場合、DS-160の申請が受理されないこともございますのでご注意ください。
DS-160を申請する前に、主な渡米目的とそれに該当するビザの種類を確認しておくことをお勧めします。過去に渡米歴のある方は過去の履歴について、正確に入力するようにしましょう。なお、過去の渡米歴についてはグアム・サイパンなど北マリアナ諸島への渡航歴がある方も該当します。また、過去に米国での乗り換え・乗り継ぎ・通過をしたことのある方も渡米歴があると見なされますので、漏れのないように入力しましょう。
DS-160はビザ申請の度に毎回作成することが必須となります。過去のビザ申請に使用したものを再利用することは出来ません。郵送で申請する場合においても、今回のビザに合わせたDS-160を用意して提出するようにしましょう。
ご家族でビザを申請する場合、家族全員分のDS-160申請書が必要となります。ご家族で渡米される場合は、各自のDS-160申請書をご用意ください。 お子様の申請書も忘れずに作成するようにお願いいたします。
面接予約の際に、DS-160の確認番号を正確に入力してください。DS-160の確認番号に基づき、ビザ申請が登録されます。万が一、間違った番号を入力した場合には申請が受理されず、面接予約がキャンセルとなってしまう場合もありますのでくれぐれも慎重に入力するようにしましょう。
面接の際にはバーコード付きのDS-160確認ページを印刷して持参しましょう。もし印刷して持参出来ない場合は、申請したDS-160の確認番号を正確にメモした書類を面接官に示し、身分と予約したことが分かるよう提示することをお勧めいたします。
予約していた面接日までに何らかの不備が見つかり、改めてDS-160の申請を行うことが必要となった場合には面接日の変更も可能です。ただし、面接予約の変更回数には制限があります。予約を3回以上変更した場合や、予約した日時に面接を受けなかった場合にはビザ申請料金を再度支払うことになりますので、確実なスケジュールを立てるようにしましょう。
まず、右上の「ツールチップ言語を選択」で、日本語を選択します(自動変換されるPCもございます)。
次に、「開始する」の「このビザを申請する場所を選択してください」で、ビザを申請する場所を、那覇、福岡、大阪、東京、札幌から選択します。
注:婚約者(K)ビザの申請場所は「東京」または「那覇」のみです。
「次のようにコードを入力します。」という枠の中に、その下に書かれている数字とアルファベットを小文字、大文字も考慮して入力します。もし、表示された文字数列が読み取れない場合には、右の↑↓ボタンを押してください。すると、新たな文字数列が表示されます。
↑↓ボタン下のスピーカーマークをクリックすると、表示されたアルファベットと数字が音声で流れます。
※コード入力とは、ダウンロードサイトや今回のようなアプリケーションプログラムにおいて、スクリプト(自動実行プログラム)といわれるソフトなどが自動ログインすることを防ぐために開発されました。人の目にしか判別できないよう、乱れた画像の中に解読が難しい数字やアルファベットを入れ込む事で、自動的に認識されにくいシステムとなっています。仮にスクリプトが悪用され、自動的に何百万件も一度にサーバーにアクセスをされてしまうとサーバーに大幅な負荷がかかり、ときにはダウンをしてしまうなど、トラブルの要因にもなってしまいます。こうした人のみが識別可能なコード入力がある事で、サーバーテロの対策にもなっているのです。
コード入力が終わりましたら、「アプリケーションを開始する」をクリックしてください。
「コード入力」が正しく入力され、「アプリケーションを開始する」をクリックすると、「アプリケーション情報」画面が出てきます。アプリケーション情報とは、ソフトウェア全般のことを指しますが、今回の意味合いとしては、DS-160の申し込み、申請情報の全般のことを指します。ですから、「アプリケーションID」とは、この先DS-160申請にあたり入力していくパスポート情報や住所、顔写真データなど、個人情報を含めたDS-160の情報を管理するためのIDとなります。申請途中で入力項目の質問に答えられず、先に進めなかった場合や、タイムオーバーになってしまった場合など、再度入力を再開するときに必ず必要になるIDです。ID表示の下にある「アプリケーションIDを印刷する」をクリックし、IDを印刷しておくなどの対策をしておきましょう。
アプリケーション情報ページの下に「秘密の質問」があります。どの質問にするかを選択します。
「秘密の質問」を選択したら、回答を入力しましょう。
DS-160の申請は全て英語で入力する必要がありますが、「秘密の質問」への「回答」はひらがなや漢字でも入力することが可能です。
パスポートに記載されている通り、名前を3か所(姓/名/フルネーム)の欄に入力し、次に性別、生年月日、本籍地を入力しましょう。
この「個人情報1」の入力が終わり「確認の保存」画面が出たら、このまま申請途中で一旦入力をやめてもこれまでのデータは保存されます。
まず国籍を選択します。日本国籍の方は、国民識別番号、米国の社会保障番号、米国納税者番号の記入は必要ありません。このページで入力を一旦終了する場合は、右下の「保存」をクリックし、入力を続ける場合は真ん中下の「次を:住所と電話番号」をクリックします。
自宅の住所、電話番号などの情報を入力します。
パスポートの情報を入力します。
パスポート/旅行種類タイプとは下記の4つです。
ビザ取得の目的が明確か、どのビザを取得したいのかを確認するためのページです。
どのビザを取得するのかが選択項目が不明な場合は、下記を参考にされてください。
■米国国務省 在日米国大使館(非移民ビザ) http://www.ustraveldocs.com/jp_jp/jp-niv-visatypeinfo.asp#niv
「あなたは具体的な旅行の計画を立てましたか?」に対し「はい」を選択すると、到着予定日や滞在日数、米国滞在時の住所などの入力画面が表示されます。すでに決まっている方は各項目を入力することで、ビザ申請の審査がよりスムーズに行われます。
ご家族や同僚など、同行される方がいる場合には「はい」を選択します。同行者がグループや団体の場合は、その情報を入力します。
過去アメリカへ行ったことがあるか?などの質問事項に対し「はい」、「いいえ」を選択します。直近5回の渡米に関してはアメリカへの入国日、滞在日数の確認項目もございますので、古いパスポートなども合わせて準備しておくことをお勧めいたします。
アメリカでの連絡先情報を入力します。
連絡窓口になる方か、その団体、どちらか一方の情報が必要となります。また、その窓口になる住所や電話番号の入力も必要です。
生存に関わらず、両親の情報と養子縁組やアメリカに親戚がいるか?などの情報について入力します。
職業の情報を選択します。話せる言語や、過去の職業についての質問もございます。
セキュリティと背景は第1部から第5部までございます。
「はい」の項目がある場合、基本的にはビザの申請資格がないものとみなされますので、くれぐれもご注意ください。
申請を申請者ご自身で行わなかった場合には、「誰かがこの書類の記入をお手伝いしましたか?」の質問に対し「はい」を選択してください。すると、申請を代行した方の名前と住所を入力する欄が表示されますので、該当される方の情報を入力しましょう。
どなた様もアメリカでの長期滞在を希望される場合にはご自身の目的にあったビザの申請が必要であり、ビザの申請にはこの「DS-160」のシステムを使用し、ビザの事前登録審査が必要となります。慌てることなく正確な情報を入力し、日にちに余裕をもってビザの申請を進めるようにしましょう。
更新日:2020/2/15